アイスランドでオーロラを見るために知っておきたいこと





人生で一度は見てみたいオーロラ

人生でいつか、一度は見てみたいと思っていたオーロラ。
2017年4月アイスランドを旅行をして見てきました。


ヨーロッパからだと北欧やアイスランドが人気で、アイスランドでオーロラを観測できる期間は8月下旬から4月中旬です。

注)オーロラは夏の期間も発生しているのですが白夜で空が暗くならないため見えません。

ちなみにオーロラに影響する太陽活動は2020年に向かって少なくなっており2017年は今後10年間でベストと書いてある記事を見つけました。

Figure from http://dereklow.co/best-chance-to-see-the-northern-lights-for-a-decade/

2020年でもオーロラを見ることは可能ですが、どうしても見たい人は今シーズンは狙い目ですね。

この記事ではアイスランドでオーロラを見るために知っておきたいことをまとめました。
これから行かれる方ぜひ、参考にしてください。

シーズンはじめとおわりは夜が短いので注意

わたしたちがアイスランドを旅行したのはイースター休みを利用した4月中旬から下旬。
まさにシーズン終わりかけでした。

レイキャビックからのオーロラツアーもほとんどが4月15日で終了します。

その理由は夜の短さ
4月下旬のアイスランドは21:30に太陽が沈み、5時過ぎに日の出を迎えます。

事前に見てたオーロラ予報、感覚としてDarkの時間はこんなに長くなかったです。

この情報は事前に知っていたのですが予想以上に空が明るい。

どれくらい明るいかというと日が9時に沈んでも11時すぎまで北西が明るく、朝2時半くらいに北の空が明るくなって北方面に出てるオーロラは見えなくなります。

ちなみにこれが3時頃の写真、空全体がかなり明るいです。
実質、真っ暗な空でオーロラを見れるのは12時から2時の約2時間のみ。

8月下旬、4月下旬に見に行く人はこの点を注意しましょう。

なるべく新月に近い日をねらう

月もかなり空を明るくするので、オーロラが弱いときには見えにくくなります。

ある程度強いオーロラになれば月の影響はあまりないそうなのでそこまで気にする必要もないですが、日にちを選べるのであればはずしたほうが無難かも。

車を借りて移動する

私達は全行程、車で移動したのですが車が無かったらオーロラを見ることは難しかったと思います。

レイキャビック市内でもオーロラが見える日があるようなのですが、街の灯りが強いので基本的にレイキャビックで綺麗なオーロラを撮影するのは難しいです。

もし車がない場合は、ツアーに参加するのもひとつの手ですがカメラ機材などを考えると車を運転してオーロラを探した方が自分たちのペースで観測、撮影できるのでおすすめです。

ちなみにガイドなしでオーロラを自分たちで探せるかどうかですが、結論から言うと探せます!!

現地ではアイスランドMet Officeが更新しているAurora ForecastALASKA FAIRBANKS大学の予報のページを主に使って、雲が晴れている場所、オーロラの活動をチェックしていました。

毎日オーロラのチャンスを狙いなるべく長く滞在する

車がなかったレイキャビック泊を除いてオーロラのチャンスは6回、空一面に広がる大きなオーロラを見れたのはそのうち2回だけでした。

これが多いと思うか少なく感じるかは人それぞれですが、一つ言えることはもし本当にオーロラを見たいのなら毎日チャレンジしようということです。

オーロラを見る条件は3つ

  • 空が暗いこと
  • 空が晴れていること
  • オーロラの活動があること


この条件がぴったりあう日がなかなかないのがアイスランドのオーロラ観測の難易度をあげています。

長期滞在をおすすめする理由もここにあります。

オーロラ予報は急に変わる場合があるのでこまめにチェックする

オーロラを見る上で天気の次に大事なのはオーロラの強さ。

夜、空が晴れ渡っていてオーロラ予報も4(Active)だったので車で待機していたのですがいつまでたっても現れない。

何時間か待ってもう一度予報を確認するとなんと1(Minimum)に変わっていました。
天気が良くても1(Minimum)だと見えなかったですね。

上の写真は強さが4(Active)だったとき、これくらいの強さだと肉眼でも色が見えてきます



変わりやすいと言われてるアイスランドの天気ですが、滞在した日の天気を振り返ると比較的数日先の予報も当たっていてむしろオーロラ予報のほうが直前で強くなったり弱くなったりくるくる変わっていました。

昼間のうちに三脚を使った長時間露光、オーロラの撮り方に慣れておく


これは私の失敗談から書いています。
普段あまり三脚 長時間露光を練習していなかった私。

夫がカメラの設定をしておいてくれたので三脚にカメラを装着するだけだったのですが、真っ暗の中でいきなりオーロラ発生に完全にパニックになりました。

オーロラの撮影方法はホームページで探せば出てくるのでぜひ本番の前にちゃんと読んで昼間のうちに三脚を使って練習しておいてください。

カメラ初心者の人向けにチェックポイントのみここで書いておきます。
(私もカメラ勉強中なので下記の情報は参考程度で詳しい情報はググってくださいね)
  • 懐中電灯を忘れない
  • オートフォーカスからマニュアルに変えて星に焦点があったところでテープで固定する
  • 夜出かける時はシャッタースピード、絞り、ISOは設定しておく
  • オーロラを取るときも水平を意識する、周りの山や水たまりをいれる


水面があったら反射もねらえます。

4月オーロラ観測時の服装について


アイスランドのオーロラ観測はカナダや北欧と比べて寒さが厳しくないのがいいところ。

下の天気予報は私たちがオーロラ観測をした日の夜の気温なのですが、寒くても-2程度でした。






オーロラ観測をした時の服装について


ウォータプルーフのジャケット (中3,4枚着込む)

タイツ、ズボンの上に下記のようなウォータプルーフのズボンを重ねて履きました。
これがかなり良くて暖かいだけでなくうっかり沼地にはいったり、滝に濡れた時にも防水で助かりました。


前から持っていた防水のティンバーランドで。滑りにくく、多少水に浸かっても問題なしでした。
その他
帽子、ネックウォーマー グローブ (ほぼユニクロ)


観測場所について


最後に観測場所について。今回オーロラを見れたのは2回とも南東アイスランドのHofnという場所でここに3泊しました。


有名なヴァトナヨークトル氷河に比較的近く、街灯りも少ないので宿の近くでオーロラ観測できますよ。
(連日のオーロラ観測は寝不足になりかなり疲れるので宿の近くでオーロラ見える環境はとっても楽ちん)

ちなみに今回泊まったHofnの宿はこちらです。
Setberg Guesthouse

車で少しいったところにこんなHot Bathもあって山を見ながらリラックス。
(Glacier World - Hoffell Guesthouseの近く)






アイスランドでオーロラを見るために知っておきたいことのまとめ

アイスランドでオーロラを見る時に事前に知っておきたかったー!ということを中心にまとめてみました。


オーロラ観測は寒さや眠気との戦いですが、一度現れると寒さを忘れるほど素晴らしいオーロラに心が奪われますよ。


オーロラシーズンが始まったばかりのアイスランド、ぜひこの記事がこれから旅する人に役立ちますように。




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